上村松園さんの絵を楽しむ③ ~日本髪
美人画はお好きですか?
今日は上村松園さんシリーズ3回目
髪形について書きますね
「日本髪」と聞いて
貴女はどんな髪型を思い浮かべますか?
子供の頃から着物が好きやった私
20歳のお正月には
憧れやった日本髪を
結ってもらいました
美容師さんは
「新日本髪」て言ってはりました
新?
日本髪やなく新日本髪?
とは思ったものの
きっと正式なんを結うのは大変やから
まぁ、日本髪風ってことかな?と
それで満足でした
私にとっては
日本髪って
一種類のみ
日本髪=この形やったんです
前置きがちょっと長くなりましたが…
実は日本髪と一口に言っても
いろ~んな形があるんですよね
長く垂らしていた黒髪を
結い上げるようになったのが
「江戸時代」
時代と共にいろんな結い方が
考案されるようになり
髪型を見れば
年齢や職業、
未婚か既婚かも分かるように
なってきたんやそうです
その数なんと数百種類
上村松園さんの絵の話に戻りますね
松園さんは絵を描かはるときも
時代考証を正確にされてたとか
なので絵しっかり読み解くと
着物の色柄、形、髪型など
当時の様子が分かるようです
松園さんの絵に興味を持ち始めた頃は
髪型はどれも一緒に見えてたんですけど
面白くって繰返し図録を眺めてるうちに
髪型もそれぞれ形が違うなという程度の
見分けがつけられ
髪型の名前も覚えてきました
島田髷、兵庫髷、先笄(さっこう)、
勝山髷、文金高島田、鴛鴦髷、
絵を見てもまだ○○髷だ!
とかは分かりませんけど
想像したり調べたりするのも
楽しいです~
20歳の時の新日本髪…
結ってもらって嬉しかったけど
実は、
あんまり似合ってへんなぁと
がっかりしてたの
でも…
日本髪のことをもっと
ちゃんと知ってたら
舞妓さんみたいな
「桃割れ」とか「おふく」にしてもらって
もっとかわいかったはず~
あー残念