上村松園さんの絵を楽しむ② ~半襟
美人画はお好きですか?
今日は上村松園さんシリーズの2回目
半襟について書きますね
松園さんの絵を見ていると
着物はもちろん美しいのですが
半襟がとても興味深いのです
そして気づくのが
白襟の絵はあるかしら?というほど
たくさんの絵に色襟や柄の半襟が
描かれているのです
無地の色襟は着物の色柄に
邪魔にならないような
優しい色合い
淡いグリーン、藤色、ベージュ、卵色
色のトーンも明るめで
顔周りが華やぎます
そして柄が描かれている半襟も
明るめの淡いベージュ地が多く
そこに白だけで模様が描かれていたり
色を使ってあることも
この着物にこの半襟なら
模様は手描きかな?
この着物に合わせてるなら
半襟には刺繍が施されてるよね?
これはきっと絞りの半襟ね!
実物ならそんなに細かく
ゆっくり眺めることも
難しいでしょうが
図録だと好きなときに
ゆっくり楽しめます
半襟のおしゃれをしているのは
決して若いおしゃれ好きな
お嬢さんだけではありません
年齢にかかわらず
身分にかかわらず
そして蜃気楼だって
絵によっては
一部分を拡大して
掲載されてることもありますから
いろいろと想像しながら
じっくり眺めてると
あっという間に時間が過ぎます~
着物好きさんとも集まって
こんな話も出来たらいいな~
そして…
実際、着物を着るときも
色柄付きの半襟も
楽しみたいものです
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