加茂競馬(くらべうま)
昨日、5月5日
上賀茂神社(加茂別雷神社)の
加茂競馬に行ってきました
3年ぶりに開催されるこの日
とてもいいお天気でよかったです
午前中に神事があり
午後に実際に馬が走る
「競馳(きょうち)」があります
まずはコースが安全かを点検
今は地元の子どもたちが役を引き受けてくれてるそう
そして乗尻(騎手)の登場
馬は北側(ゴール側)から登場し
ジグザクに歩きながら
南側のスタート側へと向かいます
さらに走る前に
コースになれるための行事が続きます
実際に走る前に延々と
行事が続くんです
さて馬が駆け出しました
すごい迫力です!
目の前を通り過ぎたのですが
全速力で走ってるので
一瞬でした~
この競馬自体も
神様に捧げる神事
天下太平や五穀豊穣を
祈願するものです
そしてなんと
古式競馬はずいぶんと歴史が古く
上賀茂神社で行われるようになってからでも
929年経つそう
徒然草にも登場してるし
織田信長も観覧したそう
ほかにも有名な歴史人物が
観覧したことが
いろいろな文献に載ってるそうです
今回、袷は暑いかなぁと思いつつ
どうしても着たくて
葵祭の着物で参加しました
そしてこのコースを仕切っている柵
埒(らち)っていうんですって
竹を半分に割って
その間に青柴が入れてあります
万が一、馬が埒にぶつかっても
竹がしなることで
馬が怪我しないように!
よく考えてありますね
ちなみに
「埒(らち)が明かない」という言葉
この埒とはこの柵のことを指してます
加茂競馬が終わり
この埒(=柵)を撤去して場所を空けないと
続く5月15日の神事
葵祭が行えない
つまり物事が進展しない
という意味だそうです~
競馬は1時間余りかかりますが
その間、進行役の方が
いろいろな解説をしてくださり
とても興味深く、
心から楽しめました♪
来年は930年目
一緒にいかがですか?