私のストーリー⑮ クロスステッチ
小さかった頃は母の言いなりでしたが
自我が芽生え、徐々に静かなる抵抗
その頃から母の口癖が始まりました
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私のストーリー⑮ クロスステッチ
手作りが好きです。
手先の器用な母の影響で
私も小物を作るのが好きでした。
母からは、不器用やねーと言われつつ
お菓子の箱に千代紙を貼って、
その中に沢山の色紙で折った花を入れて
おばあちゃんにプレゼントしたら
とても喜んでくれたのを覚えています
好きと上手は別物で
学校での家庭科の成績は
特別良いわけでもないのですが
ただ、楽しんで作っていました
中学2年生、家庭科の時間
クロスステッチをして
トートバッグに仕上げる課題がありました
クロスステッチのデザインは
自由に決められます
あまり時間をかけたくないなら
作業が少なく見映えするデザインを
選べば良いのでしょうが
そんなことは私の頭にはありません
気に入った柄で刺繍して
使えるトートバッグに仕上げたい
華やかで見栄えのするきれいな柄✨
そう思いながら見つけたのが
このデザイン
一目惚れでした
よし、これに決まり!
そう決めたはいいものの…
微妙な色合いを出すため
刺繍糸の色数が多く
間違えないように
色糸を変えていかないといけません
何より大変なのは
大きくて華やかな分
刺す量が多くて
時間がかかるのです💦
家庭科の時間だけでは
とてもじゃないけど終わらなくって
家に持ち帰り
毎日毎日刺繍をし続けました~
おかげさまで
必死で作った刺繍のかばんは
私の大のお気に入り
しょっちゅう持ち歩いてました
大好きだったあのかばん、
どこに行っちゃったのかな?
引っ越しの時に捨てられたのかも
今手元にあるのはこの写真のみです
作りだしたら夢中になって
あっという間に過ぎる時間
やっぱり今でも手作りに夢中です
私のストーリー⑯へ続く