大島紬展へ
今日は雪にもめげず
着物でお出かけしてきました
待ち合わせの京都駅へ向かう途中
JRの中からパチリ
久しぶりの雪景色
結構積もってます
草履だと雪に埋もれそうなので
爪皮付きの下駄でお出かけ
多少の防寒にもなります~
ランチ→初弘法のあと
気になっていた
大島紬展へ
現地から織元さんや
織手さんも来られており
制作過程や
実際に織っておられるところを
見せていただきました💗
まずは図案を決めて
方眼紙に図柄を書き込む
それを元に糸を染めるのですが…
糸がとても細いので
まずは16本一組にして糊貼
え?糸ですか?と
聞き直したくらい
硬くてびっくり
その糸を今度は
締機を使って絣作り
布状にしてから
図案を元に染色
そしてそれをほどいていくと…
ひとまとまりが16本
この方法なら同じ色の糸が
いっぺんにたくさん出来ますね
縦糸・緯糸それぞれ染めて
やっとこれで
織るための糸が完成
ここまでの作業だけでも
気が遠くなりそう💦
さて出来た縦糸と緯糸を
機にセットして
織られるのですが
通常の織物と違い
先に糸を染めてあるので
模様がでるように
絣を整えながら織らないといけません
写真の赤丸の部分
青い矢印がさすあたりは
絣がぼんやりとしており
緑の矢印は
絣がハッキリと出てますね
爪と針のような専用の道具を使って
一本一本糸を調整して
絣柄がハッキリ出るように
整えていきます
万が一途中で織り手が変わると
調整がものすご~く大変なのですが
同じ織り手さんであっても
体調によっては織り方が
微妙に異なることも有り
調整が大変なようです
機で織るのが最終工程ですが
この細い糸を切らないように
一定の調子で織っていき
絣を整えていく
こちらもたいそう根気のいる
お仕事ですね
そして織り上がったら
市場へでる前に
かなり細かい
最終チェックがあるそうです
大変な時間と労力
そして思いのこもった織物✨
母からもらった大島紬を
大切に着ようと
改めて思いました💗
おまけ:
今日は珍しく
渋い着物で出かけました