私のストーリー⑲ マーク君
クラスで目立たなかった私
みんなにすごいって言ってもらえ
ちょっと嬉しかった話
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私のストーリー⑲ マーク君
高校一年生の夏休み
英国へ2週間の語学研修に行きました
ユニセフ主催、高校生のための語学研修
ツアーコンダクターと高校英語教師同行
総勢30名ほどのグループなので
初めての海外でも何の心配もありません
というか、今思うと
日本人ばかりでどうなの?
という感じです
ホームステイ先は二人ずつ
英語研修もこのメンバーをグループ分け
現地の先生に教えてもらえるとはいうものの
日本人・日本語にあふれてました
まぁ、心配性で慎重派の私には
ちょうどよかったのかもしれません
ホームステイ先には
マーク君という
5歳の男の子がいました
最初に話しかけてくれたのが
マーク君
「ワッチャ ナイム?」
ナイム?
ナイムってなに?
早速辞書を引く私
「name」
な~んや 名前を聞いてるんやん
方言?子供やから?
ちょっとなまってたのね
英語、わからへんかったらどうしよう
ドキドキでしたが
一気に緊張がほぐれました
その後も不安になると
すぐ辞書に頼ろうとしてましたが
少しずつ聞くのは慣れてきました
ママさんがマーク君によく使う言葉
「silly boy!」
愚かな男の子?
なんてかわいそうなことを言うんだろう
そう思ってたんですが
しょっちゅう出てくるので
だんだん分かってきましたよ
京都で言うところの
「あほやなー もぉー」っていう
軽い感じ
辞書通り直訳の
凝り固まった頭から
だんだんほぐれてくるのが分かり
嬉しかったです
私のストーリー⑳へと続く~