振り袖着付けの後 その2 ~さらに楽しんでいただくために

昨日のブログ、「振り袖着付けの後 ~さらに喜んでいただくために」

その続きを書きますね。

今日は「さらに楽しんでいただくために」です

 

楽しむための1番の条件は何だと思いますか?

それは体調が良いこと!

どんなに楽しい状況でも

自身の体調がよくないときは楽しめませんよね?

 

成人式に臨まれるお嬢さんの体調管理は

ご自身にお任せするとして、

着付け師さんができることは

苦しくない着付けをして差し上げること、

→これはもうプロですから十分ご承知の事ですよね。

 

そして私がお願いしたいのは、

どのように歩けばよいのかのアドバイス

少しでも痛くならないように、くたびれないように

3つありますから順にお話ししますね。

 

1:草履のこと

振袖を着付けてもらったお嬢さん、

着物を纏うの初めてであったり、

七五三以来であったり。

当然草履を履いた経験もほとんどありません。

お持ちの草履は真新しいものかもしれませんね。

 

草履を履くときは、鼻緒にちょっと指をひっかける程度、

ずんと指の付け根まで入れ込むことはありませんよね。

たぶんそのことをご存じないはず。

 

そして歩くときは足の指でつまんで持ち上げる!

草履はなるべく足裏から離れないように、

水平に、つまり道と常に平行な状態を保ちます。

 

足裏と草履が離れてしまうと

再びくっついた時にパタパタ音が鳴りますよね。

それから足の指でつまんで持ち上げないので

ズルズルと音を立てながら

引きずってるお嬢さんが大勢いらっしゃいました。

 

ではどのようにすれば草履と足裏はなれない?

 

2:重心移動のタイミング

あなたは歩くときに

どのタイミングで重心移動をしようか

なんて、考えたことはありますか?

 

ふつう、そんなこと考えませんよね。

足が勝手に動いてます( ´艸`)

 

着物が日常だった時代から

洋服が日常に変わり、

履物も草履から靴へと変わりました。

そうしたら、歩き方も変わってしまってたんです。

 

ちょっと何歩か歩いてみてください。

 

足を前に出した時、

貴女の重心はどのあたりにありますか?

出した足と後に残っている足の中間、

つまり一歩踏み出しながら

身体の重心も前へと移動してないでしょうか?

 

そうして前に出した足にしっかり体重をかけた頃には

後ろの足のかかとが浮いて

つま先だけが地面にくっついてる状態?

 

リズムで言えば

左右左右 1212

2拍ですね。

 

洋服で常にこの歩き方をされてるお嬢さんたち

草履を履いてもこの重心移動されるから

草履が足裏から離れてしまいますよね。

 

では草履の歩き方は?

一歩前に足を出すときは、

後ろ足に重心を残します。

 

前に出した足をしっかり地面につけてから

重心移動、つまり体重を前の足にしっかりかけて

それから後ろ足を持ち上げます。

そしてその足を前に出し

しっかり地面につけてから …

 

前に出して置く→重心移動→後ろ持ち上げ

前に出して置く→重心移動→後ろ持ち上げ

123123

3拍です(^^♪

 

そして後ろ足に重心を残しているので

前のめりに、こけそうになりながら歩くこともなく、

ずんずんと足指に鼻緒が食い込んでいくこともない٩꒰。•◡•。꒱۶

そこですーっと姿勢を正したら

とても美しくなります✨

 

3:最後に歩幅

脚は着物で包まれてますから

お嬢さん達は 歩きにくいって感じてるはず

でもそれは、

パンツや幅広のスカートをはいている時に歩くような

歩幅で歩こうとするから

 

着物を着た時は

着物の歩幅で歩けば歩きやすいんです

そしてまた、美しいのです♡

 

じゃあ、どの程度の歩幅がいいんでしょう?

半歩ぐらい? 何センチ?

目安としては左右のひざが離れないくらい。

 

???

何も、膝をくっつけて、

ひざから下だけを動かすわけではないんです。

腰を使って歩く、と言いますか

もっと正確に言えば大腰筋を使うんですが…

 

まあ、これから成人式へ向かうお嬢さんに

大腰筋の話もできませんから、

とにかく着物の裾が広がって脚が見えないように

(実際何人か見かけました💦)

 

しんきくさくても

落ち着いて少しずつ歩いてくださいねと

お伝えくださいませ(。☌ᴗ☌。)

さて着付けが終わり

心は早くも成人式会場へと飛んで行ってるお嬢さんに

これらのことを短時間でお伝えするのは難しいかもしれません。

でも、その場で理解されなくても

知識として少しでも頭の片隅に残れば

足が痛く感じた時、

体が疲れてきたなと思った時

ふと思い出してもらえるかもしれません。

 

あるいは、自身の身体が疲れる前に、

他人の振る舞いを見て

あ、そうそうなんか教えてもらってたなと

思い出してもらえたなら

体は最小限の疲れにとどまり、

自身が元気であれば

この素晴らしい記念日を十二分に楽しめるでしょう。

 

実は、正直申し上げれば

成人式を迎えたお嬢さん方は

振り袖着るだけで十分嬉しくて、

振る舞いなんて二の次、

興味も持たないのではないかと思っておりました

 

でも今回、娘を成人式に送り出し、

娘の言葉で気づいたんです

 

私が一所懸命説明していた時は

ちゃんとわかってるのかなあと言う感じでしたが、

知識として知っておくだけで意識し、

周りの人の振る舞いを見て、

ああ、このことかと気づくことができる。

知識がなければ気づくことすらできないんですもの。

 

5分のアドバイスですぐにできるとは思いません。

でも、その中の一つでも思い出してもらえれば、

教えてもらえてよかったと喜んでもらえれば

楽しかったなと思ってもらえれば

また着物着てみたいなと思ってもらえれば

私はとっても嬉しいです♡

 

*+:。.。 。.。:+* *+:。.。 。.。:+*

昨日・今日と成人式のお嬢さんを思い浮かべながら書きましたが、

今日の話は振り袖だけでなく、

着物全般に当てはまります。

 

そしてそれが

訪問着でも、

ウールの着物でも、

アンティークを着こなすオシャレさんでも同じです

 

今日は初級編としてのアドバイスを書いてみましたが、

歩き方ひとつでも何時間もレッスンできるくらいに

お伝えしたいポイントがあるんです。

 

もちろん着物を着なれていらっしゃるあなたは

無意識に出来ておられるだろうと思います。

でも無意識にできることを

人に教えるのって難しいですよね。

今日のブログを参考にしていただけると嬉しいです。

 

そしてもし

人に教える自信がない、

私できているかしら?と気になる方がいらっしゃれば

歩き方だけでなく

美しい振る舞いの為の身体の使い方も

知りたいなと思ってくださったなら

しぐさ美人京都葵のレッスンに参加してみてくださいね。

 

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました

☆○o。( ˘͈ ᵕ ˘͈ )♡ 。o○☆

 

 

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